熱感・倦怠感・胃の具合が常に悪い①
2007年12月8日 初回 漢方相談 (30代 女性)
さまざまな症状を抱えてのご来店。
昨年夏に風邪をひき、その後咳だけが残っている。それ以前から変な咳が続いていたが、病院の検査では異常なし。針治療に通っている。
咳は治ったが、熱感がとれず微熱が続いている状態。
その他にも下記症状。
・胃の痛みが常にあり、食べ物が消化されにくく食べ物がずっと残っている感覚。胃の調子が良いことがない!と言われるほど常に不快。
・疲れやすく、疲れるとめまいふらつきが起こる。寝汗あり。口内炎もできる。
・風邪をひきやすく、咽の腫れ有り。鼻炎もあり花粉症。
・1週間に2,3回は夜中に目が覚めトイレに起きる。
・下痢気味、お肉を食べると下痢をしてしまう。のどに何かがつっかえている感覚あり。
・そして時々ではあるが、腰痛、足のむくみ、耳鳴り。生理痛もあり。
・精神面では、些細なことでイライラすることがあるとのこと。
いずれの症状も‘病気’ではありませんが辛くて不快な症状ですね。これらはどれも独立した症状のようで、そうではなく関連性があることがカウンセリングで分かりました。
そこで、ご本人ともじっくり話し合い、その原因の中でも優先的に取り組んだほうが良いものから改善し体調を整えていくことになりました。
まず第一!この方で重要なのは中医学で言う「脾」を立て直すことでした。脾とは、消化器系のことを指します。飲食物の消化吸収を行い、必要な栄養を全身に運ぶ、出血のコントロールを行う役割を持つところ。消化は上手く出来ないのに、食べ物、飲み物はどんどん入ってきてしまう!…という状態ですね。これで身体に余分な熱と水分が溜まってしまい、「脾」に大きく影響を及ぼしている為、胃の痛み、消化不良、口内炎、つっかえた感じといった症状が出ます。
食事での栄養(潤い)が十分に身体に行き届かなければ、疲れがとれない、疲労感、風邪をひきやすいといった悪循環も引き起し「気」も不足します。気とは、すべての基本となるもの。外からの邪気に対抗する免疫力にも関係します。血流、精神安定にも不可欠なものです。
今回お勧めした漢方(漢方薬)は、まず熱を抑え胃腸の働きを改善するもの。そして、消化を助ける健康茶。次に、身体に必要な潤いと「気」を補い、倦怠感にも効果のある漢方(漢方薬)。この3種類で様子をみながら症状の改善に取り組みます。
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