チョコレート嚢腫、排卵痛、動悸
平成20年6月21日 初回 漢方相談
チョコレート嚢腫(左)を2年前に手術する。1年目の検診では異常がなかったが、2年目で4cmのチョコレート嚢腫(左)が見つかった。左は2回目なのでまた繰り返すのかと不安に思い来店される。
不安感が強く、マイナス思考、体はしんどいが頭が冴えて不眠。5,6年前にチョコレート嚢腫を発見した。そのまま放っておくと破裂や捻転すると問題になるので、痛みはなかったが手術をすることにした。昔一人暮らしをしていた時から卵巣が癒着気味だった。
以下の症状がある。
寝る前に不安感があり、布団に入って横になろうと思わない。一日に満足できず不安感が強くそわそわと落ち着かない。夜眠れないほどの動悸があり、集中力がない。生理前は胸が張り、無気力状態、放っておいて欲しくなる。目がぴくぴくし、足がつり、爪も割れている。ふわふわとしたふらつきがある。食欲にむらがあり、食後は眠くなる。粘膜が弱くアレルギー性鼻炎、慢性扁桃腺である。引っ張られるような痛みを伴う腰痛があり、生理中は特に強く感じる。むくみがあり、トイレはあまり行かない。足腰が冷えている。生理周期は25~28日で痛みは特に感じないが、排卵時は夜中に目が覚めるほどのチクチクとした痛み(排卵痛)があり、卵巣がここにあるんだなと思うことがある。腰の辺りやお腹の中に引きつるような感覚がある。夕方16時頃になるととても疲れを感じる。
余分な熱を取り潤いを与える漢方、気血を補う漢方、肝血を補う漢方、粘膜を強化し体内の毒素を排出する医薬品、免疫を強化する医薬品、ミネラルを補給する健康食品で対応し様子を見ることに。
平成20年7月12日 経過報告
睡眠が大切ということで、意識して早く布団に入るようになった。今までは横になりたいとも思わなかったのにスムーズに入れるようになる。目がぴくぴくする、足がつる、ふわふわするふらつき、食欲のむらはなくなった。そのまま様子を見ることに。
平成20年7月27日 2回目 漢方相談
寝る前の不安感、そわそわ、集中力がない、生理前の胸が張る症状はほぼなくなった。動悸、くよくよする、放っといて欲しいと思う、食後眠くなるなどの症状はすべてなくなった。
肝血を補う漢方を止め、血を補い温める漢方を新たに追加し様子を見ることに。
平成20年8月24日 3回目 漢方相談
集中力がアップし、寝る前の不安感、動悸がなくなった。以前は夜中の1時頃まで布団に入る気にならなかったが、今は23時30分~24時には布団に入るようにしている。
平成20年9月27日 4回目 漢方相談
チョコレート嚢腫の大きさは変わらないが、マーカーが44から33に下がったので手術は先延ばし様子を見ることにする。また、排卵時にチクチクと感じていた痛み(排卵痛)がなくなった。布団に入ってすぐに眠れるようになった。
平成20年10月14日 5回目 漢方相談
全体的に少しずつ良くなっている感じがある。チョコレート嚢腫の大きさは変わらないが、腰やお腹の中に感じていたひきつった感覚はほとんどなくなった。
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